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医師会よりひとこと

一般社団法人 日田市医師会 会長 大河原建也

日田市医師会は昭和22年に郡市医師会として発足、市町村合併や公益法人改革に伴い、平成24年には一般社団法人日田市医師会として活動を行っております。現在の会員総数は92名、平均年齢63.1歳(R6.2現在)となっております。日田市医師会の役割として、各会員医療機関への情報提供、医療業務への支援はもとより、日田市における医療・介護・福祉などのサービスの充実・発展のため日々努力しております。

この度の新型コロナ感染症の猛威の中、医師会では市民の皆様へ再々感染対策をお願いして参りました。同時に我々医師会会員は、地域の中核病院である済生会日田病院と伴に発熱外来の設置・運営、日田市と協力しワクチン接種集団接種・個別接種と通常の診療と並行して行って参りました。このように私たちは市民の皆様が安心して生活できるよう医師会活動を行っております。今後も日田市、ケアマネ協会など各機関と伴に協力体制を構築し、感染症・自然災害などへの対策・対応を行って参ります。

少子高齢化、団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題はすでにやってきており、今後は2040年へ向けてさらなる超高齢化社会へと突入します。その中で、住み慣れた土地で、住み慣れた家で最期まで暮らす為には、地域包括システムの確立が急務となっております。コロナ禍で途切れた顔の見える関係つくりを再度推進して在宅医療介護連携をさらに進めて行かなくてはなりません。また、人生会議、ACP(Advance Care Planning)と言われますが、人生を生き切った最期にどうありたいかを話し合う場を作り本人・家族が納得できる最期を迎える為の活動も必要と考えます。

日田市医師会は日田市の医療・保健・福祉を守るための活動として、休日夜間当番病院制度、救急医療体制の構築、学校医、検死業務、予防接種、産業医、多くの公的会議への委員の推薦などを行っております。また、検診センター、訪問看護ステーション、准看学院の運営を行い市民の健康や病気の際のサポート、医療職の養成を行っております。これらの事業を行うことは市民の皆様が健康で安心な生活を送れるよう貢献していると考えております。

我々医師会会員におきましても高齢化、働き方改革など色々問題ではありますが、今後も会員皆で日田市の為に尽力していく所存でございます。今後とも市民の皆様のご理解・ご支援の程宜しくお願い申し上げます。