新型コロナウイルス感染拡大に対して市民の皆様へのお願い

令和2年3月26日 日田市医師会会長 膳所和彦

新型コロナウイルスによる感染者数は、3月26日現在世界では447,030人(死者数2,0599人)、日本(クルーズ船を除く)では1,314人(死者数45人)と増加しており、まだまだ終息の様相は呈していません。特に欧米ではすでに社会崩壊、医療崩壊が起こって来ています。幸い日本では比較的感染拡大が緩やかであり、死亡例も多くありません。大分県でも3月3日に第1例目の感染者が報告され、その後しばらく発症例を認めませんでした。しかし3月19日に突然臼杵市から1例の感染患者が発表され、以後同患者が入院していた大分医療センターを中心に医療機関内でのクラスター感染が瞬く間に拡散してきています。さらに他のいくつかの医療機関からも感染者の報告が相次ぎ、患者数は一気に25人となりました。このような医療機関では多くの医療従事者の感染も報告されており、診療の一時中止処置が余儀なくされています。この大分県内での爆発的感染拡大を踏まえ、さらに日田市の医療現場を守るため日田市医師会では緊急に対応策を検討いたしました。

日田市内の医療体制を維持するため、下記の提案をいたします。

  • 軽度のかぜ症状の方はなるべく医療機関を受診せず、自宅で待機し安静療養にて回復を促していただく。
  • かぜ症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続き、倦怠感や息苦しさがある方は、「西部保健所」または「かかりつけ医などの医療機関」へ電話で相談していただく。その結果、新型コロナウイルス感染に対するPCR検査や治療が必要と判断された場合には、原則として「西部保健所」を介し、「帰国者・接触者外来」を受診することとする。「帰国者・接触者外来」への受診は完全予約制とし、指定された日時に受診していただく。
  • 重症肺炎例については、これまでどおり「西部保健所」に相談後、「帰国者・接触者外来」で必要に応じPCR検査を実施し、陽性者に対しては「感染症指定医療機関」へ入院勧告が行われる。
  • 高齢者や基礎疾患がある方については適宜考慮を行う。
  • 「帰国者・接触者外来」の医療スタッフには必要に応じて医師会から医師が派遣され、診療に協力することとする。
  • 感染者数(疑い例も含む)がさらに増加した場合は、「帰国者・接触者外来」とは別に新型コロナウイルス感染症専用の「発熱外来」を日田市医師会敷地内に設置し、患者さんの対応を行う。

以上、新型コロナウイルス感染疑い例を含め呼吸器感染症の患者さんにつきましては、なるべく一般医療機関を受診せず、軽症例は自宅待機をしていただき、そして診療が必要な場合は完全な感染防護対策での対応が可能な「帰国者・接触者外来」で診療を受けるようお願いしたいと考えております。日田市において通常どおりの医療提供体制が確保でき、また医療現場の混乱が起きないように、日田市民の皆さんにおかれましては御理解いただきますようお願いいたします。尚、今後大分県内での感染者数の増加、日田市での感染者出現などの感染拡大時には改めて対応策を検討することといたします。

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